自民党の元参院議員でjA鹿本組合長の三浦一水氏がTPP問題で語っています。
今日の「熊日」1面です。
なかなか鋭いので引用・紹介します。
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「安倍政権は、経済と社会のグローバル化に伴う貧富の格差に反発する世界の流れを見誤っている。近視眼的と言わざるを得ない」
「利益追求型の企業農業に取り組める国は米国など一部で、大半は日本のような小規模な家族農業だ。大型化、コスト削減による価格競争の画一的なルールは、日本の農業にそぐわない。地球規模で人口が増え、飢餓への対応も喫緊の課題。食料安全保障の観点からも、日本の農業は守らなくてはならない」―全くそのとおりです。
安倍首相の率いる自民党を支持したのは農業団体ではりませんか?の問いに、
「TPPで自民党に裏切られた、いう農家の不満は募る一方だ。年明けに衆院解散があれば、夏の参院選で自民党候補の落選が相次いだ『東北現象』が、熊本でも起こる可能性はある。すでに『今度ばかりはだまされん』という声を、よく耳にしている」と極めて明快だ。
三浦氏は「赤旗」にも登場したが、農業と食糧を守るためには、共産党だろうと自民党だろうと政党名は関係ない。スジを通すところに期待するということだろう。
農業者の誇り、農民魂を感じる。