サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

今日、8月15日

 今日、8月15日は何の日?
 「終戦の日」として認識されているが、正確ではない。
 昭和天皇玉音放送でマイクに向かって話した日、
  ではない。
 前日に録音し、翌日の今日15日放送した。もちろん多くの国民が聞き、戦争が終わると実感した事は事実としても。
 国際関係の上で大事な日、したがって日本でも大事な日は、日本への降伏通告文書=ポツダム宣言を受諾した日の14日になる。無条件降伏の受け入れを戦勝国に表明した日が14日、日本国民に録音で知らせたのが15日になる。普通に言えば敗戦の日、ムダに犠牲を多くして長引かせた戦争、自然と戦争が終わった日=終戦の日ではない。
 さらに大事は日は9月2日、降伏文書を調印し、停戦に合意した日だ。さらに1952年4月28日、講和条約・サンフランシス条約を結んで(沖縄以外・形式的に)占領が終わり戦争が終わった。
 一連の経過は、事実を知らせないまま、戦勝国と敗戦国双方の支配層の演出が効いて、国民の認識を誤らせてきた。明日、その事を書きたい。
 今日は何の日? そうSEALDs 解散の日です。お疲れさまでした。おそらく教科書に載る名前です。情勢が好転すれば。以下SEALDs サイトから声明?を引用します。

 2016年8月15日、戦後71年の節目をもって、SEALDsは解散します。
https://www.youtube.com/watch?v=Xl6GtoAb_dM
 私たちは、日本の自由と民主主義の伝統を守るために、
立憲主義・生活保障・安全保障の3分野で、明確な立場を表明し、
デモや街宣などの行動を起こしてきました。
とくに昨年の安保法制の強行採決に反対する国会前でのデモや、
今年7月10日に行われた参議院選挙に向けた野党共闘の実現、
市民参加型の選挙に向けた行動などを行ってきました。

結果として、ほとんど不可能だと言われていたにもかかわらず、
野党共闘のもと、参議院選挙では32の1人区全てで野党統一候補が決まりました。
また、選挙の風景にも変化が起こりました。
昨年の夏、自発的にデモや勉強会などを自主的に行った市民たちを含め、
選対には多くの人々が積極的にボランティアとして参加しました。
これまで選挙に関わることの無かった人々が自ら応援演説に立ち、電話がけをし、
ポスターやフライヤーをデザインしてポスティングしたのです。
候補者自身も、市民との関わりの中で、
よりいっそう候補者としての自覚と責任を持つようになっていきました。

しかし、当然ながら、私たちは選挙結果を含め、
これで十分だったとは思っていません。
改善すべき問題点は山のようにあります。
市民が立ち上げる政治は、ようやく始まったばかりです。
個人として路上に立つのと同じように、
「わたし」の声で、日常の目線から政治を語ること。
隣近所・家族・友人・恋人と政治について語り合うこと。
自分の選挙区の候補者に会いに行き、自ら選挙の景色を変えること。
こうした営みは日々行われるもので、一朝一夕に政治を変えるものではありません。
この動きを末永く、ねばりづよく続けていく必要があります。
その積み重ねは、長い時間をかけて社会に根をおろし、
じっくりと育ち、いずれは日本の自由と民主主義を守る盾となるはずです。

あの戦争が終わってから、71年が経ちます。
私たちは、立憲主義を尊重する政治を求めます。
私たちは、持続可能で健全な成長と公正な分配によって、
人々の生活の保障を実現する政治を求めます。
私たちは、対話と協調に基づく平和的な外交・安全保障政策を求めます。
そして私たちは、戦後71年でつくりあげられてきた、
この国の自由と民主主義の伝統を尊重します。

SEALDsは解散します。
しかし終わったというのなら、また始めましょう。
始めるのは私であり、あなたです。
何度でも反復しましょう。
人類の多年にわたる自由獲得の努力から学びながら。
孤独に思考し、判断し、共に行動し、
そして戦後100年を迎え、
祝いの鐘を鳴らしましょう。

This Emergency Action  is over.  But the Unfinished Project Must Go On.
2016年8月15日 SEALDs 自由と民主主義のための学生緊急行動