ちょっと前ですが、NASAが発表した数字には驚いた。
人工衛星で観測したデータによれば、世界の平均海面は、1992年から2015年までに約8cm上昇したというのだ。
不思議な事に、海面の変化は地域差があり、フィリピン沖や東日本の太平洋の一部で20cmを超え、米西海岸沖では水位が低下した。
その平均で(23年間に)8cm上昇したとの事で、このままではIPCC予測の最悪ケース「今世紀末に82cm上昇」か、それを上回る可能性が高いとしている。
そうなればどれほどの土地が海面に没するだろうか?そしてそれはいつやむのか?
例年、この時期、北極海の海氷が一年で一番小さくなる。
今年は9月13日に、史上3番目に低い数値となった。最悪だった2012年に比べれば、まだましな方だが、いずれまた2012年を割り込むことは確実で、融けてなくなる日もやってくるだろう。(グラフはJAXA)
北極海の海氷の減少で海面が上昇するわけではないが、グリーンランドなと氷河の流出と永久凍土の融解は確実にすすむことになり、悪循環に陥る。