「少年A」が書いた「絶歌」を知人に勧められ、読んでみました。
- 作者: 元少年A
- 出版社/メーカー: 太田出版
- 発売日: 2015/06/11
- メディア: 単行本
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確かに遺族の思いに反することは、問題があるでしょう。
でも出版されてしまった。
私も読んでしまった。
わたしとしては、読んでみて良かったと思っています。
奪われた命は帰ってきません。
強いられた困難を歩まざるを得ない被害者側の人生…。
何がどう必要なのか。
自分が被害者だったら、遺族だったら、加害者本人だったら、加害者の母親だったら父親だったら、兄弟だったら、どうしたか…。どうするのか?
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少年でありながら、幼児の残酷な殺人を行った人間の社会生活と人生。
これからも先はそうそう長い。「A」がどう生きていくのかわからない。
でもこれは、ひょっとすると、ひとつの希望なのかもしれないと思った。
加害と被害、社会は、何を学べるのか?