サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

学生だって政治変えたい−我要真普選

 学生だって政治変えたい  香港 占拠続けた受験生17才 
 「朝日」の記事(延与・香港支局長)は、大変良かった。記事を引用し紹介したい。
 クリスティーン・ツァンさん中学6年生は、日本の高3にあたる17才。
 昨年9月から12月中旬まで、香港での民主的選挙を求める占拠運動に参加した。
 政治に興味がなかった彼女が関心を持ったのは、3年前と言うから日本でいえば高1(?)。
 中国の愛国教育を香港の小中学校に導入する計画に対し、「洗脳教育だ」との反発が起きたらしい。当事者の中学生(香港)たちがフェイスブックで反対運動を始め、これに参加したのがきっかけのようだ。この教育計画は事実上の撤回に追い込まれ、ツァンさんは「政治ってこんなに身近なんだ。中学生だって集まれば、大きな力になる」と思った。
 自動車修理工の父親は、大目にみてくれた。保険営業の母親は、「中学生が政治に関わるなんて。勉強があるでしょ」とけんかになったようだ。
https://www.youtube.com/watch?v=Zrw_TDfVkC4:MOVIE
 ツァンさん、占拠運動では、平日は放課後、週末は終日、路上で過ごし、催涙弾を浴び、警防でたたかれたりもした。
 「数年たてば、社会の主役は私たち。無理だという人もいるけど、希望があるから頑張るんじゃない頑張るから、希望が生まれるんだと思う」と語る。
 ツァンさん、現在、大学受験の真っ最中、春まで猛勉強中。
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 香港は、すすんでいると思う。頑張ってほしい。エライと思う。
 日本の学生で頑張っている人も少なくない。しかし選挙に行かなかった学生も大半を占める。考えてほしい。が、きっかけのいくつかをつくるのは、わたしたち大人の責任かもれない。

 香港の人たち、学生、市民、行政府、中国政府、それぞれに、それぞれの立場に立脚しながらも、それなりに理性の効いた対応だったと思う。
 問題は残り、課題はそのままだが、若い彼らが、そして周りが、成熟を示した、今回の行動と結果は、それぞれの今後に、よりよい方向に向くと思う。