サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

香港中心部7万人占拠 長官選挙改革に抗議

 香港政府の長官を選ぶ選挙をめぐり中国側が示した「改革」案に民主派は抗議をつづけている。
  学生らを中心に幹線道路などを占拠している。(写真:「朝日」「熊日」より)
 報道によれば、次回選挙17年から「普通選挙」が行われる予定だが、中国側が事前に候補者を2〜3人に絞り込む仕組みを出した。
 これに対し民主派は、「中国よりの人物しか立候補できない」と反発してきた。
 詳しいことはわからないが、中国政府にのやり方は、香港の民主主義や自由の拡大とは、逆方向のような気がする。
 1国2制度の香港。国全体では、中国共産党の一党支配だが、香港では、よりも大きな言論・集会・結社などの自由が許されている。政府に批判的な民主派政党もある。メディアも比較的自由で政府批判もあるし、集会やデモも起こる。
 元CIAのスーノデン氏が、米政府・中国政府・香港政府の関係から当初滞在した理由もわかる。
 暴力や破壊の抗議も、警察による弾圧も反対だ。なにより犠牲者を生み出さないようにしてほしいが、自由と民主主義獲得のたたかいは大いに支持したい。
 テレビのニュースを見ると、若者を中心にたくさんの人々が集まっている。この映像は、中国本土では、見ることはできないだろう。一党支配が問題の根底にあると思う。