サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

沖縄独立論−「琉球民族独立総合研究学会」

 沖縄からの異議申し立て
 9月7日の「熊日」社説−論説委員の目が興味深かったので紹介したい。
 沖縄に「琉球民族独立総合研究学会」と言うのがあるようだ。
 その設立趣意書の一節に、「このままでは、我々琉球民族はこの先も子孫末代まで平和に生きることができず、戦争の脅威におびえ続けなければならない」とあるそうだ。
 かつて沖縄の独立論は、酒席で盛り上がっても翌日は誰も覚えていない憂さ晴らしの類−とされてきたが、今や学会で学問的に議論されている、自治とは何か、国家とは何か、という問いかけ−と論説委員氏は述べる。気持ち非常に分かる。
 沖縄県議会が3日に可決した意見書−「安倍内閣が県内移設断念というオール沖縄の願いを全く無視して工事を強行したことは、沖縄県民の尊厳をふみにじるもので到底容認できない」となっているようで、これは本気だ。
 沖縄は、保革の対立をのりこえ、「オール沖縄」へ。
 私は、沖縄と本土を対立させる、本土からと沖縄からの両方からの意見には、あまり賛成できない。本土の基地だって、横田、横須賀、岩国、三沢、佐世保など、基地の強化は沖縄と同じように進んでいる。
 なので、基地の構図が沖縄でも全国どこでも悪いのだ。その根底にある安保条約や日米地位協定と密約、これにもとづく歴代の自民党政権に問題があるので、これをなくす、真の敵を見誤ることは良くない。中国やアジア諸国の平和勢力とも連携が必要だ。
 沖縄において、少なくとも、公約違反をした議員をやめさせるべきだ。そうすれば今の知事を筆頭に、沖縄はひっくり返る。
 (論説委員は武井良範さん)