サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

花子とアン  戦争協力問題

ブログの主(安人)は、本日、飲み会との事。
 依頼を受け、私(純子)が代筆します。
 熊日新聞の一面。くまにち論壇(中島岳志氏)の「花子とアン 戦争協力問題」の文字に引かれ読み始める。
 NHKの朝ドラは、なかなか面白く、わたしも毎日見ているわけです。
 男尊女卑の戦前において、人間としての権利に目覚めてゆく、花子と白蓮を中心に、物語は進んできました。
 「白蓮事件」は聞いてはいたが、白蓮と龍介については、より詳しく知りたいと思っていた。龍介が革新的な人だ。と言うことは知っていた。そして、彼は最後までそれを貫き通した人だと思っていた。
 しかし、記事によると、「龍介はナチスヒトラーを礼讃するようになり、日本における全体主義国家確立を訴えた」とあり、非常に驚いた。
 「花子」に関しては、友達が貸してくれた「アンのゆりかご=村岡花子の生涯」を今読んでいる。
 今日読んだところに、ちょうどそれに関する部分が出てきた。第2次世界大戦が始まると、当局は文学者にも協力を求め、女流文学者も合流していったようです。
 民主的な政治では先進国のイギリス、アメリカでも、婦人参政権の獲得は遅く、第1次世界大戦中、国策に積極的に参加し、戦争が終わって、その協力が認められ、参政権を勝ち取った。
 日本の知識人達も、海外の例を踏襲し、軍事政策に積極的に参加する、という現実路線を選んだ。とある。
 「そういう考えもあるのか」とも思う。また、「少年H」の映画を見た方は多いと思います。その中で息子に来たアメリカからの絵葉書のため、父親が拷問を受けていた。花子は外国の本を大量に持っており、それがばれれば…… そういう危険もあったでしょう。
 私には、その当時のことに関しては色々言えないけど。しかし、それでも反対を貫いた女流文学者もいたはずだ。
 記事は、「このドラマがどんな展開をみせるか。静かに見守りたい」で終わっている。
 こんなにいろんな事を考えさせるドラマも珍しいのでは? ますます一人一人の事に興味がわいてきた私である。