明日から7月です。明日は自衛隊発足からちょうど60年にあたります。
思いがあったんでしょう。この日に安倍総理は、閣議決定で解釈を変えて、集団的自衛権の行使に踏み切ろうとしています。
集団的自衛権の言葉のあれこれは、字句をイジクリまわしてややこしいイメージになっています。
しかし、現実に照らし合わせれば、わりと簡単に構図にもなります。
弱い国は一国では、強い国から守れないので、弱い国同士が協力しあって、強い国から自衛するという事なら、集団的自衛権は大事な権利だと思います。さて、現実は?
私の最近の判断基準は、誰が、強い立場か、弱い立場か、どっちなのか?です。
集団的自衛権の深層(平凡社)松竹伸幸著を読んでいます。 同書から、冷戦後の集団的自衛権の行使の実際がどうだったか引用・紹介します。
ソ連のハンガリー介入(1956)
複数政党制など自主的路線を進めたナジ政権へのソ連が軍事介入し政権を崩壊させた。国連総会で各国の批判に対し、ソ連はハンガリーからの要請があったので、集団的自衛権にもとづき軍隊を派遣したと表明。
しかし、他国からのハンガリーへの武力攻撃はなく、ハンガリーからのソ連への要請はなかった。そして国連は、ソ連軍の撤退を要求する決議をあげた。
今日、仕事は、まずまず…。