サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

集団的自衛権のおそれ

 いま憲法解釈を変えて集団的自衛権の行使を認める閣議決定が焦点となっている。
 ちょっとおかしいのではないか?
 高村副総裁の憲法第9条の下において認められる「武力の行使」は、次のようになっている。
(1)我が国に対する武力攻撃が発生したこと、又は他国に対する武力攻撃が発生し、これにより我が国の存立が脅かされ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆されるおそれがあること
(2)これを排除し、国民の権利を守るために他に適当な手段がないこと
(3)必要最小限度の実力行使にとどまるべきこと
 一番の問題は、おそれである。いわば現実に起きているのではなく、あくまでも可能性にすぎない。
 思い過ごしでも、おそれを感じさえすれば、実害がなくても武力の行使ができる。相手国からにすれば、勝手に恐れられて攻撃されるなんて、たまったもんじゃない。この発想は、自分は善で相手は悪との勝手な決めつけがある。
 で、おそれについて現実的に想像してみました…
 安倍総理の拡大解釈のおそれであり、コントロール不能の戦争に巻き込まれるおそれであり、自衛隊員(日本軍人)が犠牲になるおそれであり、他国の他の軍人や民間人を殺傷するおそれだろう。場合によっては、国内で大規模テロが起きるおそれであり、徴兵制にいきつくおそれである。
 秘密保護法で、物言えぬ秘密警察国家おそれであり、TPP参加で、食も農も労も米国へのおそれであり、ISD条項で国内制度を企業の利益にひれ伏させるおそれである。
 原発を再稼働すれば、取り返しのつかない事故のおそれである。
 もう少し、おそれ、考えてみます。みなさんもどうぞ、コメント下さい。
 おそれ切迫した危険にかえるおそれがあるそうです。もともと折り込み済だった、おそれがある。