今日の「読売」です。政府広報新聞らしい1面です。
米鑑防護「賛成」75%の見出しが躍っています。
さぞかし安倍総理が喜んでいるでしょう。渡辺「読売」会長・主筆と飲み食いの成果あり、といった感じです。
なんせ、安倍総理が集団的自衛権の行使の解説の通りのアンケートの問いですから。
池上彰さんの解説が参考になります。(?日{朝日」)
集団的自衛権行使についての5月の世論調査で、
読売は、賛成71% 反対25%、
フジテレ賛成70% 反対28%
朝日は、賛成29% 反対55%
毎日は、賛成39% 反対54%
共同は、賛成39% 反対51%
エライなちがいです。なぜでしょうか?
朝日、毎日、共同は、賛成か反対かの二択の質問。読売、三択。
「全面的に使えるようにすべきだ」8% 「必要最小限度で使えるようにすべきだ」63% 「使える必要はない」25%。誘導質問もいいところです。
3つのうち、使えるようにすべきが2つある。しかも「必要最小限度で…」ってどんな印象ですか?
「やむを得ない場合は、しかたがない… 必要最小限…」と言われれば気持そうなるでしょう。これは、迷っている人を囲い込む設問です。
フジも同じ順で、10%、59%、28%。
三択にすれば、心理的に、二択よりも中間を選びやすい。その中間に、「必要最小限度で行使」と安倍総理が言い、読売が自ら宣伝している事を入れるのだから、あからさまだろう。
今日の読売は、安倍総理がパネルで説明した、「日本人を輸送している米艦船を自衛隊が守る事に賛成か?反対か?」を聞いている。
結果、賛成75% 反対14% 狙い通り。
紛争中の外国から日本人を避難させる場合、まず、基本的に民間航空機、民間艦船で、紛争がひどくなる前に速やかに運ぶのが一番いい。
それが十分できるのに、米国も自国民の避難でたいへんなのに、わざわざ米軍に運んでもらう事をあえて考え出し、それを自衛隊が守るのを集団的行使として考える、よほど、黒を白と、言いくるめたいのだろう。
そもそも、米国の艦船を攻撃するおめでたい国があったとしらた教えてほしい。逆はしょちゅううですが。
情報、通信、海上はもちろん、制空権、海中の潜水艦、無人機や宇宙の監視含め圧倒的。そんな動きはすぐ察知され、巡航ミサイルの餌食となるだろう。へたするとその国は壊滅する。また紛争にならないように努力するが政治の役目。
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