サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

わたしたちのたいせつな生物多様性のはなし

 今日は、枝廣淳子さんの「わたしたちのたいせつな生物多様性のはなし」を紹介します。
 生物多様性や生態系サービスの事は、わたしも知っているつもりのようで、あまり詳しくは知りませんでした。この本は、イラストからすれば中高校生向けのようで、わかり安く解説してあります。おすすめ。

私たちにたいせつな生物多様性のはなし

私たちにたいせつな生物多様性のはなし

 生物多様性とは、「つながり」と「バランス」の事のようです。
 太陽⇒光合成で植物の葉⇒昆虫が食べ⇒小鳥が食べ⇒タカが食べ、糞は地面に落ち、土壌を豊かにし、植物が育つというような、誰もが知っているサイクル。
 つながりなので、一つの種でもいなくなれば、つながりが途切れ、全体に影響が出てくる。
 そして全体のバランスが崩れる。
 その種の1つである人間、やっていることは、自然のスピードの1000倍の他の種の絶滅生物多様性の破壊です。
 絶滅危惧種⇒「絶滅を避ける対策をとらないと100年以内に1つの個体も残らず地球上から永久に消えてしまう恐れのある生き物」は、1万7000種(2009年)だそうです。
 哺乳類で1/5、鳥類の1/8、両生類の1/3に及んでいるらしい。
 ブログを書き始めて、あれやこれやで60分、この間、貴重な生物種が3つも絶滅し、もう元にはもどらない。地球温暖化もあり、その速度はさらに加速しているらしい。
 これほどズタズタに生物多様性と生態系のつながり切断すれば、やがて大きな地球規模のしっぺ返しを人間も受けることは誰でも想像できる事です。
 でも人間内部のあれこれだけに目を耳を奪われて、生きる土台の自然との関係が忘れられている気がします。
 なぜなのか? 明日に。