今日の「熊日」1面トップ。
阿蘇 世界ジオパーク推薦。認定に大きく前進。良かった良かった。
写真のように阿蘇は火口だけでなく、外輪山の内外の広大な地域が美しく自然豊かです。
来年の世界ジオパーク認定を楽しみに待っていたい。
阿蘇ジオパークの33のジオサイトのひとつに立野峡谷がある。世界一のカルデラ、活断層がはしっているために唯一切れ目となって、カルデラ湖の水が有明海へと流れだした。その流れが政令市熊本を縦断する白川になった。
こに立野峡谷は、溶岩が冷えて固まった柱状節理という珍しいひび割れた地形が幾重にもつづく。(ダムサイト予定地・右岸の柱状節理↓)
残念ながら美しい峡谷や柱状節理は、県民にも全国的にもあまり知られていない。ジオパーク認定を機に、たくさんの人に知ってもらい現地を見てもらいたいと思う。
この峡谷がなければカルデラ内は今も湖のままで、人は住んでいないだろう。ここは歴史の始まりを作った貴重な場所なのです。
しかし気になることがある。
この立野峡谷の立野ダムをつくる計画が進んでいる事です。
すでに工事も始まっています。本来、ジオパークの目的の第一は、地層や大地など自然の保全です。90mのダムは、ジオ破壊もいいところ。
写真のように貴重な柱状節理に、こんな大穴が、かなり深く開けれています。
世界ジオパークに認定されたあとに、認定が取り消されることがないように、ダムを造る事だけはやめてもらいたい。ぜひ、全国のみなさんに知っていただきたいと思います。
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