米国はテロリストが国連に潜んでいると言うつもりか? NSAが国連を盗聴していた。確かに、知られたら困る国家秘密だろう。いや国家指導者の悪意の秘密だろう。(写真は「赤旗」)
ただスパイ防止とはちがう。スパイ防止法は、国家の犯罪を知られたくないカモフラージュに多くが使われている。911の非常ににブッシュが作った。
記事はドイツのシュピーゲル誌の報道。国連のビデオ会議の暗号解読をやっていた。
盗視聴した内容を米政府は、何に役立てるのだろう。国連は、会議内容を盗んだ米国を国連スパイ防止法で処罰できないのか。そんなものはないとしても、米国国民は罪を感じないのか。
「明日はわが身」なのに、国際社会はこのまま許してしまうのか?
ドイツのヘッセン州のハーン法相が、「必要なら犯罪捜査も行うべきだと要求した」。当然だ。
だがどうも報道面が弱い気がする。民主主義の社会、主権者の意思決定は情報によっている。その情報が盗まれゆがめられているなら、架空の社会になる。
ドイツでは大問題になってるようだが、麻痺させられている米国はもちろん、国際社会がもっと騒ぐべきだと思う。
これは外交や平和、経済、環境ほか、すべてに及ぶ。人権問題を高らかに問題にする米国こそその権化だったわけだ。ナチや東ドイツや北朝鮮や戦前の日本の監視社会は暴露された。しかし米国権力が多くの自国民に「人権国家」と信じ込ませてい点で、それらの社会より劣っているのかもしれない。
各国国民の問題にし、国家の秘密より個人の秘密を守り、情報を諸国民に取り戻すべきた。世論と処罰と制度確立が必要だ。