サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

阿蘇ジオパークを応援。しかしダムが…

 ジオパークとは⇒ ジオ(地球)に親しみ、ジオを学ぶ旅、ジオツーリズムを楽しむ場所がジオパークです。山や川をよく見て、その成り立ち としくみに気付き、生態系や人間生活との関わりを考える場所です。足元の地面の下にある岩石から宇宙まで、数十億年の過去から未来まで、山と川と海と大気とそこに住む生物について考える、つまり地球を丸ごと考える場所、それがジオパークです。 だそうです。

 阿蘇市などが、阿蘇世界ジオパークへの認定をめざして頑張っています。先日、阿蘇の市役所から大きなポスターをもらってきました。(写真はポスター。いいでしょう)私も応援したいと思います。(観光客が増えればいいということでなく、阿蘇の自然を守り維持し、阿蘇に学ぶという点で)
 私の主なテーマである、サスティナビリティ(持続可能性)。人類の地球への負荷を減らし、許容される範囲内に人間活動をとどめること、そこに十分な幸福があるだろう、との関連では、地球を知り人類との関係を知る点で、きわめて大事だと思います。
 阿蘇は、活火山で観光客が火口をのぞける世界でも珍しいところです。カルデラは世界一です。
 ところが、そのカルデラの貴重な一角、白川・黒川が有明海にそそぐ切れ目、立野峡谷にダムが作られようとしています。高さ90メートルのコンクリートのダムです。(写真:建設予定地)
 ここには、溶岩が冷えて固まった柱状節理というめずらしい岩があります。当然これが、ジオパークの大事なポイントのひとつです。この大事なところに、巨大ダム… 。
 なんてこったい! こんなところにダムを作ったら末代までのハジとなるでしょう。ジオパークには、とても認定されないでしょう。
 明日から参院選選挙の争点として立野ダムの是非を、政党・候補者間でぜひ論戦してほしいと思います。メディアも取り上げてほしい。