サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

古賀元自民幹事長−「憲法の平和主義は世界遺産」

 宿敵、共産党の「赤旗」に、なぜ自民党の元幹事長の古賀氏が、しかも都議選・参院選を前にして登場したのか?
 を真剣に考えなければならないと思いました。
 古賀氏の立場は、そりゃーいろいろ言われてたいへんだろうと思います。でも自分の考えを貫いて勇気を持って主張する、えらいと思います。
 共産党の私の立場からすると、「ありがたい」、「その勇気に報いる活動ができているだろうか?」です。都議選では躍進させてもらったが、まだまだでしょう。
 想起すべきこと…

 誠と名前をつけた父親は、わが子が2才の時戦争に行き5才の時に戦死した。
 どんな死に方だったのだろうか? 祖国に妻子を残してどんな思いだったのだろうか?
 さぞかし無念だっただろう。
 だが他の日本兵がそうだったように、場合によっては、敵兵を殺し、あるいは住民も殺したかもしれない。いずれにしても何の恨みもない人をたくさん殺しあった戦争。どの死も無意味で悲惨で無念だっただろう。
 その苦しみを想起しているか? わたちたちは、もっと頑張り必要なのだろう。
 古賀さんは、母の苦労の背中をみて育った。もうひとつの、父の背中なかった。「2度と戦争を起こしてはならない」政治家の原点。父が名づけたとおりに、意思を貫いていると思います。

 古賀さんが、96条改憲にひた走ると懸念する若手の政府指導者の父親は?。
 安倍総理父は晋太郎氏も閣僚だったし、おじいさんは岸信介元A級戦犯容疑者
 麻生太郎大臣の父は衆院議員、麻生セメントの会長だった。
 小泉純一郎の父も、その父も国会議員、自分の息子も国会議員 石破茂大臣も、父は国会議員
 これらの家系をみれば、おおかたの想像はつく。特別な人間と思い込む…。
戦争に賛成はしながらも、まったくもって幸運なことに、自らは戦争に行かず、戦争の犠牲にもなっていない。
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 私たちの先輩たちは戦争に反対して戦争に行くことを拒んだため、投獄され、戦場ではなく、獄中で殺された。
 そんな苦い体験を多くの国民が味わって、憲法を確立した。「2度と戦争はしない」と誓い、そのための方策も決めたはずだ。
 その恩恵を、戦争の犠牲の上に受けている私たち、責任は?