サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

慰安婦問題−誤解が歴史になる

5月の下旬に「熊日」の声欄に、八代の女性が慰安婦問題について投稿しました。
 「日本の旧陸軍の規律は厳しく、世界最高水準のモラルを備えた軍隊だったと聞く」とか、
尊敬に値する人々が日本という国を、愛する人々のために、武士道精神で正々堂々と戦っていた」とか、
当時の軍の厳しい規律の中、誇り高い日本軍人が強制的に婦女暴行のようなことをするとは考えられない。慰安婦は合意によるもので、金銭の対価が支払われたものであったことを、戦後教育を受けた人々が知らされていないだけだ」、
日本を悪者扱いするのもいい加減にしてほしい
自国の正当性も主張しなければ、誤解が歴史になってしまう」などと書いています。
 読んだ時、空いた口がふさがらないというか、ため息というか、…女性なのに…どうして?とか、思いながらあれこれ考えてきました。

 この問題はさまざまな議論があります。真実に近づくために、元慰安婦たちの訴えが、日本で行われた裁判で、どう事実として認定されたのか、以下の資料をぜひ読んで知ってほしいと思います。(写真のブックレットを読みました)
 【判決が認定した「慰安婦」制度(軍関与・強制性)の事実】
 この女性に考えて頂きたいのは、想像です。想像してほしいのです。
●戦争が行われた地、慰安所があった場所は、どこだったのか?
 地図の通り、よその国の街や村や畑や野山です。日本の街や村や田畑に外国軍がやってきて戦場になった逆の立場だったらどうだったのか?ぜひ想像してほしい。他国軍の慰安所が日本にあった場合…。
●なぜ日本の軍人が350万人もアジア諸国に行き、戦争をしたのか? 日本人は310万人もなくなったが、アジア人たちは2000万人もなくなった。その責任はアジアの人々にあるのか?
●被害を受けた戦場の地の住民の声を真摯に聞き、自らの言い分と照らし合わせることはしないのか?
第二次世界大戦で日本と同じような立場にあったドイツは、戦争の問題をどう解決してきたか?知っていますか?