サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

遺伝子組み換えの悪夢⑤


ちょっと気持ち悪くなってきたので、「モンスター食品…」本の紹介もひとまず今日で終わりにします。ですが…
 ゲップをしない牛☛ 地球温暖化防止のためにゲップの主成分であるメタンを25%減らした牛をカナダのアルバータ大学が開発しました。
 ヒトの母乳を出す牛☛ 乳牛の遺伝子にヒトの母体遺伝子を組み込んだ。すると、ヒトの母乳に近い、リゾチームというタンパク質を豊富に含むミルクを出し始めたらしい。通常の牛乳より栄養価が高いそうだ。開発した中国大学のリー・ニン博士によれば、缶詰にして3年以内に市場に出すことが目標らしい。
 タマゴを食べて抗がん治療☛ 遺伝子を組み替えてニワトリに抗がん剤をつくらせ、その成分を含んだタマゴを産ませ、これを食べて病気を治そうとするらしい。その他いろんなクスリ入のタマゴも研究中らしい。(写真関係なし)
 リンが少ない糞尿をだすブタ☛ ブタの受精卵に大腸菌とハツカネズミの遺伝子を注入すると、腸内のリンを吸収率を高め、糞尿の富栄養化防ぐ事ができるらしい。しかしリンの排出は減っても、ブタの体内のリンが過剰になったら、これはまた問題だろうに…。
 光る魚をつかった光る寿司☛ 魚にホタルなどの螢光遺伝子を組み込む☛ 光るメダカ。メダカに発光クラゲの遺伝子を組み込む。今のところ観賞用として。やがて光る刺身が出回るかも。
 ヤギの乳からクモの糸つくる☛ 人口クモの糸は、非常に強く軽いらしい。遺伝子組み換えで可能。
頭はワニ、胴体はニワトリ☛ これも可能性があると研究中だそうです。(写真は合成らしい)
 人体への食の影響が報告されている。表は卵巣ガンの発生率の日米比較。
 グラフのように日本人の発ガンピークは45〜50才の女性。それは輸入牛肉の影響で、この世代が子どもの頃から輸入牛肉を食べ始めたと指摘する。
 高齢の米国女性の発ガン率の高い事。なにせアメリカ産牛肉の成長ホルモン(エストゲン)の残留濃度は、和牛の、赤身で600倍、脂肪で140倍だそうだ。(北大半田医師らの研究)これを許可してきたのは国家です。
 こんな食生活は、米国人の健康に大きな影響を与えている。全米科学アカデミーの報告書によれば、米国人の平均寿命は、先進17ヵ国中で女性が16位、男性が17位らしい。で一人あたりの医療費は欧米日本に比べ一番高く、しかし50才までに死亡する割合がもっと高いアレルギー患者数が5年で2倍、子どもの喘息、肥満、糖尿病、消化器障害、ガンも急増しているらしい。
 未来の日本がそうならないように、TPP参加はやめよう。そのため正しい情報を消費者自身が知る必要がある。知る努力をすべきです。