「大きな木の上の大きな目」という、絵本みたいなものを見つけました。
おもしろかったので、かいつまんでご紹介します。絵のとおりチンパンジーの話です。(物語 日隅一雄 絵 ふなびきかずこ)
むかしむかしアフリカの草原で暮らすチンパンジーがいました。
ある日、子どもチンパンジーたちが遊んでいました。
そこに、大きな豹が近づいてきました。
バナナを取りに行ってもどってきたパパチンパンジーが豹を見つけました。
とっさに「ウホウホ、あぶない! にげろ」とさけびました。
子どもチンパンジーたちはいっせいに逃げ出し、木に上って枝をつたって逃げました。
豹は向きを変え、逃げるパパチンパンジーを追いかけました。
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しかし、パパチンパンジーは、いつまで待っても、とうとう帰ってきませんでした。
その事がおきてから、チンパンジーたちは話し合いました。
「どうしたら豹に襲われないようにできるだろうかって…」
そして考えついたのが見張り番だそうです。
大きな高い木の上に登って、見張りをし、豹が見えたら「ウホウホ、逃げろ」と叫ぶようにしたそうです。しかも豹は、大きな高い木の上まえではのぼれません。パパチンパンジーは犠牲になったけど、見張り番も襲われる心配がありません。
そしてみんなが協力して、順番で少しづつ見張りをするようにしたそうです。そうやってチンパンジーたちは、安心して食べ物がたべられたり、遊んだりできるようになったそうです。
めでたし、めでたし。パチパチ。
さて私たち庶民も、金もちや権力者に比べれば、弱いチンパンジーのようなものです。生活が苦しくなる一方です。「どうすれば自分たちを守れるか…」話し合ってみる事が必要、でしょう。
これ、「国民が本当の主権者になるための5つの方法」-日隅一雄著に載っていました。(簡略化のためちょっとストーリーを入れ変えました)
みなさんも是非買って読んで下さい。明日から、この本について少しづつ書きたいと思います。では、明日、