サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

学校に武装警官を??

 米国は内戦状態なのか? 毎日のように発砲、乱射事件がおきて犠牲者が出ている。昨日は、火事の通報で駆けつけた消防隊員が銃撃され犠牲になった。
 全米ライフル協会記者会見で学校に武装警官をおけ。「校長が素手でなく、ライフルを持っていれば、子どもたちを守れた」と主張した。
 もっともらしい言い分かもしれないが、犯人がもっと強力な武器を持ってきたらどうするのか?
 その答えは、さらに多くの警察がもっと強力な武器を持って守る、となるだろう。
 犯罪者は、ほとんど死ぬつもりでやっている。それに対抗するために、さらに強力な武器で襲撃するかもしれない。
 両者に共通するのは暴力への強い信奉で、互いのエスカレーションだ。
 逆もありうる。武器を規制し、徐々になくしていく事。これ互いの幸福への望ましいエスカレーション。それでも駆け引きありで緊張をともなうはず。
 米国民を汚染しているこの強者の論理について、
 米国の歴史を見ればわかる気がする。
 各地への開拓を理由に、先住民を追い払い、侵略を広げた。
 血なまぐさい歴史は、西部劇で、未開人で残虐なインディアンを、正義の白人がやっつける構図として描かれ、そんな思いは今でも米国人の心から離れていないようだ。
 そんなこんなで、圧倒的な核戦力を持ち、世界の海に空母機動部隊を配備し、各国に前進配備した米軍基地があり、日本には侵略専門の海兵隊を置き、科学技術を集めて兵器を開発している。どの国も攻撃できないのに、大戦後も戦争を絶やさない米国は、社会の外化であり戦争の内化だろう。
 犠牲になるのは、罪のない人々だし、そろそろ銃のない社会へと歩むべきと思う。議論の出発点は、自らの攻撃力を知ることと思う。自分に向けられたら?を想像しながら、