これほど国民が反対し、沖縄県民が10万人も集まってイヤだと言っているのに、オスプレイの試験飛行を行った。そして民主党野田政権は、アメリカの言いなりに、普天間基地への配備をさせようとしている。
原発再稼動といい、消費増税といい、オスプレイといい、10万、十数万の国民が集会を開いて反対しているのに、何事もないかのように進めている。
この国は、民主主義が停止している。
オスプレイは、危険なヘリ・飛行機だから、日本の空を飛び回る事に反対するのは当然だ。
しかし本質的な事は、一般メディアでは、ほとんど報道されない。オスプレイは海兵隊の輸送機であり、日本を守る部隊ではないと言う事だ。
もっぱら外国を攻撃・侵略するための輸送機だ。武器弾薬を積み、兵員を輸送し、外国に殴り込み部隊を投入する。
イラクやアフガンのように、民間人、女性や子どもが犠牲になるかもしれない。その基地と訓練場と思いやり予算を提供した結果なら、私たち日本人も加害者となる。
ミサイルを打つボタンに指をかけているのは米兵だが、手を添え、いっしょに押すのは、我々日本人だと言う事を自覚する必要がある。
安保条約下の米軍基地は、日本を守るためにある基地じゃない。
歴史を見ればベトナム戦争、湾岸戦争、イラク、アフガンなど、日本から遠い外国の攻撃に使われてきた。これからも同じだ。
防御の米軍部隊は、アメリカ国内にしかない。日本にいるのは、空母や海兵隊など攻撃部隊と兵器ばかりだ。本質的な事は、ほとんど報道されない。私は加害者になりたくない。オスプレイが危険だから反対!、だけではない。
仮に、安全なヘリ・飛行機で、事故なく訓練が進んで、他国の攻撃に優れているなら、なお罪が大きい。
戦争を放棄した9条の国が、侵略に加担してはいけない。