サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

立野ダムと消費税

 先日、水害のあった熊本市の白川沿いの被害地域の被災者の聞き取りをしました。
 訪問したご夫婦、「よかタイ」と、写真OK、ブログ掲載OKでした。
 ちょうど白川が曲がるところのオウチで、堤防の横でしたが床下浸水でした。
 水がきても、ぎりぎりまで避難しなかったと、少し自慢げで話されました。(川のことはわかとるみたいな)
 実はこのおじいさん、前白川漁業協同組合長さんでした。長年、白川を眺め、鮎をとり、子どもの頃は泳ぎ、白川のそばで生活してきた、川を良く知る方で、たいへん気風のいい方でした。
 話を聞くと、組合長として、白川にアユがたくさん遡上するように、鮎つりができるように、川をきれいにする運動をされたそうです。そこで、立野ダムの話になりました。
「ダムはいかんバイ」「川がダメになる」とキッパリ。
 確かに、穴あきダムでも、川が汚れるのは容易に想像できます。
 漁協は⇒漁協は漁業権の放棄はしていないようです
 
 立野ダムは、布田川〜日奈久断層の北側の上に建設されようとしています。もしものことがあれば重大な事態になります。
 しかも、ここの峡谷は、北向山原生林が生い茂る自然豊かなところです。
 ところが幸山市長は、9月議会で洪水対策上、費用でも期間でも有効と、事実上ダム建設促進を主張しました。自民党市議団もダム建設促進の請願を出しました。おそらく数の論理で可決されるでしょう。
 山から田んぼ、下流にいたる様々な対策を講じれば、洪水は防止できます。その対策が遅れているのが洪水の原因です。
 荒瀬ダムの撤去が始まったというのに、阿蘇の玄関口(写真)にダムをつくるなんて、トンデモないことです。

 民主党が八ツ場ダムを皮切りに、脱ダムからダム促進に変わった。うらづけの財源は、消費税となるのでしょう。社会保障の財源、ウソばっかり。
   -------------------  -------------------  ----------------
北極海氷> 今日は、3,595,781 km2。だいぶカーブは緩やかになりました。でも予想もしなかった350万平方km代に突入。