サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

選択の科学⑥ 吊り橋実験

 ある実験が行われた。カナダのある2つの橋。
 ひとつの橋は、幅も広く手すりも高く、川まで3メートル、穏やかな川もあり、落ちても命は大丈夫そう。
 もう一つの橋は、高さ70メートルの不安定吊り橋、手すりも低い、落ちれば谷底で助からない。

 実験開始。
 どちらの橋でも、男性客が渡りはじめると、橋の中央で魅力的な女性実験者が男性を呼び止めて、写真を見せた。
 「片方の手で顔を覆い、もう一方の手を一杯に伸ばしたた女性」の写真。そしてそれに合う短いストーリーを考えて書いてもらった。
 そして実験者は、自分の名前と電話番号を紙切れに走り書きして「詳しい研究が知りたければ」遠慮なく電話してくださいね、と意味深に言って渡した。
 さて、かかってききた電話は?どっちが多かったか? と言うものです。
 安定した橋を渡った男性で電話してきたのは8人に1人と少数だった。しかし揺れる吊り橋を渡った男性の半数は電話をかけてきた。短いストーリーの内容も性的な含みが多く込められていたようだ。フムフム。
 実験は、高揚感や恐怖感が他の感情に(今回は恋愛的な)、影響を及ぼすかを試した。つまり、不安定な橋を渡る恐怖の感情、興奮が身体に影響を及ぼし、それが女性に対する感情を喚起したことになると。ナルホド。
 さて、オレ?…。おそらく♥
 恐怖の吊り橋を渡って電話し、安定橋を渡っても電話しただろう。
 プルプル〜☎  「実験結果を教えて下さい」