サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

選択の科学? 恋愛婚と取り決め婚

 恋愛結婚の成功と言えばこれ。ご存知、シンデレラの物語。ガラスの靴が足にぴったり合い、シンデレラはめでたく王子さまと結婚。いじわるにも負けず努力したことが幸運をよんだ話で、メデタシ、メダタシ
 しかし結婚したあと、はたして王子とシンデレラの夫婦生活はうまくいき、2人は幸せになったのだろうか? 
 一方「取り決め婚」。17世紀、ムガル帝国の王子の3番目の妻に、ある14歳の娘が選ばれた。それぞれの側の権力者が結婚を決めた。
 物語はここからはじまり、ムスターズ・マハル(后)は、王のよき妻であり助言者であり慈悲深く親密な生活ぶりを宮廷の記録係が記録しているようだ。
 后は14番目の子の出産時に亡くなっていまうが、彼女の記念碑として建てたのがタージ・マハルらしい。
 物語として、取り決め婚・政略婚の悲劇は時代劇でよくでてくるし、華々しいスター同士の恋愛結婚は、その時が幸福のピークである場合も少なくない。
 以上のようなことを「選択の科学」で紹介しているS・アイエンガー氏はインド人で、両親は「取り決め婚」。2人は婚礼の日に初めて出会ったことも書いている。
 インドの2人の心理学者(ウシャ・ダプタ・/プーシパ・シング)は、恋愛婚と取り決め婚の夫婦を調査し、どちらが、より結婚の至福を味わっているか調査したらしい。「夫/妻には何でも打ち明けられそう」とか「あの人なしでいるのはとても辛い」などを数字で答えさせ感情の強さを測った。 
 恋愛婚の夫婦は、結婚1年以内は、平均70点と高く、10年を超えると40点ほどに低下したらしい。
 これに対し取り決め婚の場合、最初は58点と高くはなかったが、10年を超えると68点と高くなったようだ。
 「取り決め婚の場合、結婚の成功が主に義務の達成度で測られるのに対し、恋愛婚では、2人の感情的な結びつきの強さの持続期間が、主な基準になる」とS・アイエンガーは述べる。
 さらに「人が幸せをどのように定義し、どのような基準で結婚の成功を判断するかは、親や文化から受け継いだスクリプトによって決まる」と言う。特に集団主義個人主義かの文化のちがいによるようだ。
 集団主義の強い日本。そういえばウチの親も取り決め婚だった。それでまー、生まれたのが私でして

 (文、うまくまとまらない。夫婦仲は中水準のまとまりでしょうか)