先日、郵便局関係の人たちと「飲ミニケーション」がありました。働きの現場の実態は実にヒドイ。いろいろ聞きました。
郵便関係職員が年末には毎年、年賀ハガキを売らなければならないのは、みなさんもご存知でしょう。何枚と思いますか?
12000枚げな。×50円=60万円。1人で、親戚、同級生、知り合いとかに売って売って、どう頑張っても6〜8000枚らしい。そらそうでしょう。ネット、メールの時代に。残りはやむなく自費で買う場合も多い…。
上司が12月30日に、あとン百枚「買ってくれ」と言ってきた。非正規の人は、「私はそのノルマはできませんので、クビにして下さい」とも言ったという。「売ってくれ」は業務としていいにしても、「買ってくれ」は全くの違法。
別の局では、あけて正月の2日も、年賀状を売るように言われたようだ。さばききれないほど年賀ハガキを買い取って、金券ショップに売りに行く。1枚⇒35〜40円。早く行かないと安く買い叩かれるらしい。大損です。
サービス残業も横行している。こんな話も聞いた。昼休みは、60分取れないらしい。メシ食ったら30分そこそこで配達に行かないと間に合わないらしい。
(2年前のフライデー記事)
なんでこんな違法行為がまかりとおるのか?。普通、窃盗の現場に出くわせば、警察に通報して「お縄」でしょう。これは、明らかに労働力の窃盗です。
何で?労働現場だけは、犯罪が横行するわけ? 見逃されるわけ? ニッポンは法治国家じゃねー。
郵政民営化を熱狂的に支持したのは、残念ながら国民でした。郵政民営化で日本が良くなったか?望む方向に改革が進んだか? 国民は、振り返って自分が選んだ事の結果を検証すべき。
そして今また、メディアと役者のショウ・商=劇場政治が始まっている…。