サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

TPP交渉参加反対 総決起集会に参加

 JA熊本を中心とした「TPP参加反対総決起集会」に参加してきました。グランメッセには、県下各地からバスや車で1600人ほどがつめかけました。
 主催者の挨拶、蒲島知事や県選出国会議員政党挨拶、基調講演などがありました。
 知事、国会議員などの挨拶は、とりあえずTPP参加反対の表明をされ結構なことだと思います。
 熱弁もありましたが、あまり中身の感じられないものでした。それは、これまで長く農産物輸入自由化路線をすすめ、これからも進めるつもりの政党・議員の発言であり、TPPの本質であるアメリカのアの字もないもので、私には表面的なものに聞こえました。
 閉会挨拶では、戦後、アメリカに日本が従属してきたこと、本当に独立国として歩むべきと言うような発言もありました。資料にもはっきり示してあるこの問題に各政党・議員はどう向き合っただろうか?
 農林中金総合研究所の鈴木利徳さんの基調講演は、内容のあるものでした。TPP推進の背後にアメリカありと、はっきり示されました。
 初めて知った内容の韓国経済の実態がありました。 韓国のサムスン現代自動車などの5大財閥グループの売上高がGDPの5割を占めているが、部品メーカーなど中小企業が少なく、非正規雇用が進んで、雇用が広がらず格差と貧困が広がっていること。
 また韓国では、銀行の外資の比率が圧倒的になり、大企業の株式も外国人投資家に握られているらしい。ここにも新自由主義・グローバル経済の矛盾が現れている。
 鈴木さんは、「グローバリゼーション」に対して、各国の主権を尊重した「インターナショナリゼーション(国際化)」を提起され、なるほどと思いました。
 いずれにしても決起集会は大成功、引きつづきTPP参加ストップで全力をあげましょう。
 次回の集会は、ぜひ辛島公園で、5000人規模の集会・パレードで、食・職・医療の問題として、市民に大々的にアピールしましょう。

TKUニュース