チェルノブイリ原発事故から10年たった1996年のNHK放送--「終わりなき人体汚染」1〜4を「ユー・チューブ」で見ました。よくできた番組です。ぜひ動画をごらん下さい。
真実に向かい報道する上であまり障害のない他国の事です。「日本で起こるかもしれない」はと、全く考えていない事からくる真摯さが私には感じられます。
汚染地域の子どもたちの放射線障害、さらに10年も経過した。多くの人がガンで亡くなり、あるいは床に臥せっているだろう。
事故処理にあたった80万人とも言われる軍や警察官、消防隊員たち、被害を現状にとどめた誇りは、その後の体調悪化で打ちのめされただろう。
問題は日本。これからどんな事が起こるのか?チェルノブイリから学ばなかったツケがまわってくる。
政府のどんな行動をとらせることができるのか?私たちが、市民的、国民的な協同を発揮して、進行中の放射線被害への最善の対応ができるのか?次の事故が起こる前に原発をやめられるのか?子どもたちと未来への責任が鋭く問われると思う。