サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

児玉龍彦教授-「内部被爆の真実」

 児玉龍彦東大教授の「内部被爆の真実」を先日、読み終えた。児玉教授を知ったのは、おそらく多くのみなさんと同じように、衆院厚労委で参考人と出席し、「満身の怒りの証言」を行った動画を見たことでした。
 この本で知った事は、はやり放射線の被曝問題。遺伝子が破壊されるのは知っていたけど、いったん壊された遺伝子は再生されるらしい。それはP53とか言う遺伝子でDNAが傷つかないよう再生させるらしい。その再生の役割を持った遺伝子がやられると再生がうまくいかない。1回、遺伝子が破壊されてもガンにはならないらしいが10年、20年と第2第3の変異を受けるとがんになるらしい。
ヨウソ131は甲状腺に集まり甲状腺がんに、セシウム137は全身、膀胱に集まり膀胱がんに、ストロンチウム90は骨に集まり白血病などになるらしい。
 児玉教授は、「損害賠償において被害者立証は不可能であり、加害者(東電、政府)による被害全面賠償が必須である」と言っている。全くそのとおりです。今の東電の態度は改めさせる必要がある。
 私の知り合いの30才代の男性が言っていた。「おやじのおやじが長崎で原爆にあい被爆している。いつ自分に何が起こるか不安を抱えたまま生きてきた。結婚する時もその事を伝えて了解してもらって結婚した。場合によっては自分の子どもに何か起こるか?わからない」と不安をもらしていた。