浜で仕事をしていた近所のおばさん(失礼)に話かけた。
●「なんばしよっとですか?」
■「ひじきば、干しよるとです」「漁協に出すとです」
「最近は、短いものばかし。むかしは、もっと長かった」
「坂瀬川のほうは、よかごたる」(坂瀬川は私の実家の方)
●「温暖化の影響ですか?」「火電の影響ですか?」
■「そがんかもしれんですばって、わからんとです」
先日、知り合いの先生と懇談。借りた本がこれ。小学生の高学年向けでルビーもふってあるわかりやすい本。自然と人間の関係が書いてあります。根本は自然への人間の依存関係です。木を切って森をなくすと魚が取れなくなり、木を育て森を豊かにすると魚も貝も海草も良く取れるようになる。天草の山も里もそうすべきでしょう。
情報と話題の大半は、とかく人間同士の争いや共同ばかり取だたされています。より根本的な事、人類が自然に及ぼしている影響について、しっかり目を向けることが大切と感じます。
今、進んでいるのは、津波レベルじゃありません(誤解をおそれず言えば)。地球規模にまで広がった人間活動が、無限に感じられた青い空、大気の組成さえ変え、広大な海の温暖化と酸性化を地球規模ですすめています。このままなら、やがて止められない時期を迎えます。緩慢な津波、しかし元に戻らない海面上昇が、増えすぎた人間を更に狭い奥地へと追いやります。今回の大震災、原発事故を機に、人類と地球との関係がどうなっているか?よく考えてみる必要があると思います。