確かに、人間は限りなく成長し発展して人口も増え、科学が進歩して便利になり、「豊かになる」ことが、良い事として疑いもなかった。それが幸福として。私も「成長の限界」と言う言葉に出会う前までは同じだった。 地球を一回りすれば、元にもどる丸い惑星として見て取れ、見上げる空は無限に見えても、わずか10kmちょっとしかない薄い膜に過ぎないことを知れば。であれば、やりばなし、いつまでも、とはいかない。
増え続ける人類は、何人まで地球に許容可能か?なんて、考えなかった。イノシシが増えすぎて農作物を荒らす、シカが増えすぎて山林の害がひどいだの、新聞にものるが人間の増えすぎにギモンを持つことはなかった。しかし、いつまでも増え続ける事はできない。
限界は必ずくる。ひょっとしたら行き過ぎておりバックが必要かも。ただし抑制は、「共通だが差異ある責任」を考慮すべし。