サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

バイデン氏2050年温室効果ガス排出ゼロへ……

f:id:adayasu:20200709200721j:plain:right トランプ大統領のハチャメチャぶりのおかげで民主党バイデン氏の大統領選勝利の可能性が出てきた。
 トランプ氏は、愚かなコロナ対策、タカ派ボルトン氏の暴露本などで窮地に追い込まれ、右派からも見放されているようだ。
 間違いで大統領になってしまったトランプ氏。
 米国民も同じ過ちは繰り返さないだろう。
 気候変動問題で、ロイターに少しだけ希望の持てる記事があったので引用し紹介する。
jp.reuters.com
 民主党の気候問題の作業部会で2050年までに温室効果ガス排出ゼロの目標案が決められた。
「電力部門では2035年までに温室効果ガス排出をゼロにし、農業部門では30年までとするほか、新たに建設される建造物は30年までの排出ゼロを義務付けるとしている」-のかなりの前進だ。
 「グリーン・ニューディール」やシェール開発のフラッキング(水圧破砕法)の禁止は入らなかったが、温室効果ガス排出ゼロの過程では、これらの政策も当然視野に入ってくるだろう。
 今回の政策提案が正式に8月の民主党大会で決定され、バイデン氏が大統領になれば、「パリ協定」離脱はさけられる。
 米国が懸念していることは経済力で迫っている中国のことだ。迫りつつある中国との経済力差を保つには、サンダース氏・オカシオコルテス氏らのグリーンディールに移行する事が決定的だ。
 温室効果ガス削減政策と一体に古い産業から新しい産業へと切り替え、雇用を守り拡大し、社会保障を豊かにする、自由や人権を大切にする。そんな新しい米国こそ、中国との差を開くことができ、持続可能な国際社会へのリーダーとなれる。当然、軍縮にも踏み出す。