「サスティナビリティ」考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

アフガンの地でー中村医師の報告から

f:id:adayasu:20191205175604j:plain:w350:left 今日の各紙は、銃撃され死亡した中村哲医師の記事でいっぱい。
 6紙一とおり目を通して、どこの記事もよかったが、一番くわしく接近していたのは「西日本」だった。
「西日本」は中村さんが福岡出身ということもあり、年に数回「アフガンの地で」という中村医師の報告大きく載せていた。
 つい先日の12/2付けは「信じて生きる山の民」の見出しで、中村さんの笑顔と用水路の堰をつくる工事現場写真と中村さんの現地レポートを載せている。
 どうぞこの記事をご覧ください。
www.nishinippon.co.jp
 中村さんのレポートでとても印象的な部分を以下に引用・紹介する。人類の在り方を本質的に問う内容だ。
「アフガン人の中にさえ、農村部の後進性を笑い、忠誠だの信義だのは時代遅れとする風潮が台頭している。近代化と民主化はしばしば同義である。巨大都市カブールでは、上流層の間で東京やロンドンとさして変わらぬファッションが流行する。見たこともない交通ラッシュ、霞(かすみ)のように街路を覆う排ガス。人権は叫ばれても、街路にうずくまる行倒れや流民たちへの温かい視線は薄れた。泡立つカブール川の汚濁はもはや川とは言えず、両岸はプラスチックごみが堆積する。国土を省みぬ無責任な主張、華やかな消費生活への憧れ、終わりのない内戦、襲いかかる温暖化による干ばつ-終末的な世相の中で、アフガニスタンは何を啓示するのか。見捨てられた小世界で心温まる絆を見いだす意味を問い、近代化のさらに彼方(かなた)を見つめる」
 こんな問いに世界の人々がどうこたえるのか?
 アフガンの事業も道半ば……  人類の行く末もどうなるかわからない。
  地球と人間自身への認識とそれによる行動しだいだ。(COP25開催中)