サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

明日からCOP25

 明日からCOP25がスペインで開催される。
 1992年に国連・地球サミットが開かれ気候変動枠組み条約が決められた。1995年に第1回会議・COP1が開催され、今回で25回目、すでに25年もたってしまった。
f:id:adayasu:20191201223452j:plain:w350:right いろんな議論をしてきたのだろうが、いったい何をやってきたのか、と言う思いだ。
 「温暖化はウソ」などの「懐疑派」の議論も広がり(今でも)もたもたしている間に、CO2を排出を増やし続け、森林を切り開き、生態系を破壊し、地球を改変してきた。
 改変の現れは、直ぐに現れるものもあれば、遅れてやってくるものもある。温室効果ガスの排出は増大しているが、一部は海水に溶け込んで大気の気温上昇を緩和している。海洋酸性化を進めながら…。
 CO2換算の温室効果ガスの濃度は現在、産業革命以来おそらく415ppm程度だろうが、気温は1.1℃程度と思う。2℃上昇以下は450ppm以下とされていることから、気温上昇反応の遅れがあり、本来なら1.5℃程度でも不思議ではない。
 その大半の熱量は、表層から深海にいたる海洋が吸収し緩和していると思われる。海がCO2も熱も、吸収を弱めたら気温は一気に上昇するだろう。
 もはや一刻の猶予もない。明日から始まるCOP25で実効性のある合意をしてほしい。
 なにより国民は、日本政府が石炭火発をやめ、政策転換を図るよう急いで求めるべきだ。野党共闘でも積極的な温暖化対策の政策を打ち出してほしい。


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