世界的に話題になったホモ・デウス(ユヴァル・ノア・ハラリ著)今ごろ読み始めた。
人類は長い間、飢饉と疫病と戦争で命を落としてきた。
しかし、20世紀から今日に至り、それら3つをほぼ克服し、遺伝子操作やAⅠ技術などを使い、自分自身さえ作り変える新たな人類-「ホモ・デウス」(神の人)へと向かいつつあるという。
確かに飢饉は一部には深刻だが、過去に比べればかなり克服されてきている。
. しかし皮肉にも、過食が健康を損ない、命を奪う事態になっている。
ハラリ氏によれば「2014年には、太りすぎの人は21憶人を超え、それに引き換え、栄養不足の人は8憶5000万人にすぎない」とし、「2010年に飢饉と栄養不良で亡くなった人は合わせて約100万人だったのに対して、肥満で亡くなった人は300万人以上いた」という。
今世紀中には人の寿命を大幅に伸ばすことが可能になるそうだ。遺伝子操作を人間にも適用したり、人造臓器やAⅠ制御の機械を埋め込んだりとか。
寿命増の研究にグーグルなどが投資しているらしい。
- 作者: ユヴァル・ノア・ハラリ,柴田裕之
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2018/09/05
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (10件) を見る