サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

ホモ・デウス

 世界的に話題になったホモ・デウス(ユヴァル・ノア・ハラリ著)今ごろ読み始めた。
 人類は長い間、飢饉と疫病と戦争で命を落としてきた。
 しかし、20世紀から今日に至り、それら3つをほぼ克服し、遺伝子操作やAⅠ技術などを使い、自分自身さえ作り変える新たな人類-「ホモ・デウス」(神の人)へと向かいつつあるという。
 確かに飢饉は一部には深刻だが、過去に比べればかなり克服されてきている。
.f:id:adayasu:20191024223859j:plain:w250:left しかし皮肉にも、過食が健康を損ない、命を奪う事態になっている。
 ハラリ氏によれば「2014年には、太りすぎの人は21憶人を超え、それに引き換え、栄養不足の人は8憶5000万人にすぎない」とし、「2010年に飢饉と栄養不良で亡くなった人は合わせて約100万人だったのに対して、肥満で亡くなった人は300万人以上いた」という。
  今世紀中には人の寿命を大幅に伸ばすことが可能になるそうだ。遺伝子操作を人間にも適用したり、人造臓器やAⅠ制御の機械を埋め込んだりとか。
 寿命増の研究にグーグルなどが投資しているらしい。

ホモ・デウス 上: テクノロジーとサピエンスの未来

ホモ・デウス 上: テクノロジーとサピエンスの未来