サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

日本人はなぜ、「お上」に弱いのか

 日本人はなぜ、「お上」に弱いのか とのタイトルにひかれて買ってしまった。(高文研・安川寿之介著)
 著者は、日本人が「お上」の弱いのは、福澤諭吉丸山眞男の思想的な流れがあるとする。
f:id:adayasu:20051207140036j:plain:w200:right 福澤諭吉といえば1万円札に使われている人。
 学校でも習った「天は人の上に人をつくらず、人の下に人をつくらず」と言ったとされ、人々の平等を語った人。
 しかし「学問のスゝメ」では「天は人の上に~~ と言えり」と書かれており、アメリカの独立宣言の一部を福澤諭吉が意訳したらしい。
 著者の安川氏によれば、後年の福澤は帝国主義時代に西洋と肩を並べるために、「国のためには財を失ふのみならず、一命をもなげうちて惜しむに足らない」とし、「報国心」と排外主義に陥ったと批判する。(写真:ウィキペディアより)

日本人はなぜ「お上」に弱いのか

日本人はなぜ「お上」に弱いのか

 で、そんな福澤諭吉の解釈を丸山眞男が誤り、福澤諭吉の考えを広めた事が「お上」に弱い日本人を作り上げたと説く。
 いろいろ書いてありますが、フムフムと思うところが多いです。
 どうぞ興味ある方はごらんください。
 これから何回かにわけて紹介することは、ややこしい福澤論、丸山論ではなく、戦争責任に関し、人々はどんな態度をとったのか? の紹介です。