黒岩神奈川県知事が「表現の不自由展・その後」について(私なら)開催を認めない」とし、少女像が「表現の自由を逸脱している」とし、「政治的メッセージを事実として歪曲したようなものですから、そういうこと自体がおかしい」述べた。
さて、「少女像」の作者が込めた思いはなんなのか?
キム・ソギョンさん、キム・ウンソンさんのインタビューをご覧ください。
(記事は8/28「赤旗」)
少女像の込められた思いは「反日」ではなく、「慰安婦」の被害の歴史を記憶し、人権のためにたたかいつづけるハルモニをたたえ、運動を継承するためのものです。
それで、その思いは作品の、
①少女の髪の意味
②肩に乗っている小鳥の意味
③両手の握りこぶしの意味
④裸足の足の意味
⑤隣のイスの意味
を記事で確かめてください。
すべて「反日本」ではなく、辛い人生を歩んできた被害者への「共感」です。
まず、この事実が大事です。
もちろんそれを強いた一部の勢力への批判は当然あります。それがなければ、被害者は報われず、同じような事を繰り返しますから。
「強制連行」の意味については、「本人の意志に反し」として、朝鮮半島出身者以外の被害者については、日本の裁判で確定しています。
ところが朝鮮の慰安婦については、これを拒否し、「反日」活動とレッテルを貼り日本の国民のゴマカシているのです。
その根底には、植民地支配を肯定する人たちがいるという事です。日本政府が公式に認めた「河野談話」や「村山談話」を否定したい人たちです。
さらにその根底には、戦争責任の否認にある。戦争を開始し、ずるずると内外の犠牲を大きくしながら敗戦した人たちの当時の思想が今も生きているということになる。