サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

-韓国併合と日本①

  昨日のつづきです。
 吉岡吉典著-韓国併合100年と日本
 現在の複雑な日韓、日朝関係。
 海を隔てただけ隣の国なので、長い長い歴史関係がある。それをを知ることも、現在を知るうえで欠かせない。
 大分県臼杵市に安養寺(あんにょうじ)という寺があるそうで、そこに「朝鮮日々記」が置いてある。
その初代住職の慶念(きょうねん)が第2次朝鮮侵略の時、命じられて医僧として従軍させられだ。その記録が「朝鮮日々記」。
こんな記述がある。
「同4日に、はやばや船より我も人もおとらじ負けじとて、物をとり人を殺し、奪い合える躰、なかなか目もあてられぬ気色也。咎もなき、人の財宝、とらんとて、雲霞(うんか)のごろく、立さわぐ躰。
同5日、家々を焼き立て、煙の立を見て、わが身の上に思いやられて『かくなん』。赤国(全羅道)といえ共焼けて、たつ煙、黒くのぼるは、炎とぞ見る。
同6日、野も山も、城は申におよばず皆々やきたて、人を打ち切り、くさり竹の筒にて首を縛り、親は子を歎き、子は親を尋ね、哀れ成る躰、はじめて見侍(はべ)る也。
 中略
16日に、城の内の人数男女残りなく打ち捨て、生取物はなし、され共少しとりたえたして有る人も侍りき。
   無惨やな、知らぬ浮世の、習いとて、男女老少、死してうせけり
18日に、奥へ陣かえ也。夜明けて城の外を見れ侍れば、道のほとりに死人いさこのごとし。目もあてられぬ気色也。
なんもん(南原)の、城をたち出、見てあれば、目もあてられぬ風情成りけり」
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 400年前の文だが、海を渡った朝鮮の地で、日本の兵がどれほど残虐な事をしたのか、だいたいわかるだろう。