. 韓国の３.１独立運動での報道で、多くは「日本の統治」時代と表現する。「日本の植民地支配」時代の「統治」ではないのか？
３.１独立運動を日本がどのように弾圧したのか、示されない。
. （写真：ウィキペディアより）
.
世界中の国で独立、という歴史的事件は数多くあり、今日では日本でも「独立」は、肯定的に捉えられている。ただ日本が植民地支配の当事者で、日本が抵抗運動、独立運動にどんな弾圧で臨んだかは、あまり知らされない。当時の政治権力が今日まで世襲的に受け継がれているから。
『韓国独立運動之血史』によれば、死者7509名、負傷者1万5849名、逮捕された者4万6303名、焼かれた家屋715戸、焼かれた教会47、焼かれた学校2にのぼるという。
例えば、提岩里教会事件がある。こんな事実をほとんどの日本国民は知らないまま、今のニュースが流されている。
１００年前の来月、１９１９年４月２２付で、当時の長谷川総督が日本の原総理にあてた報告書が外務省の資料にある。 その報告書に記されているのは、
「取り調べの結果一部は夜間混雑の結果焼失したるものなるも他の一部は…検挙班員の放火なることを確かめたり。…検挙班及び軍隊の行為は遺憾ながら暴戻に渡り且つ放火の如きは明らかに刑事上の犯罪を構成するも今日の場合正等の行為を公認するは軍隊並びに警察の威信に関し鎮圧上不利なるのみならず外国人に対する思惑もあれば放火は凡て検挙の混雑の際に生じた失火と認定し当事者に対しては孰れも其の手段方法を得ざる廉により其の指揮官を行政処分に付する事とせり」
鎮圧した有田敏男陸軍中尉は、軍法会議で無罪、謹慎３０日の行政処分を受けただけだった（「韓国併合１００年と日本」吉岡吉典著より）
その前の時期に、日本が軍事力を背景に、韓国を併合した事実が示されない。植民地支配の言葉が報道にない。ナチスドイツばりの侵略戦争や植民地支配を行った日本なのに。
事実を隠し、知らせようとしないメディア、知ろうとしない国民。知らない事は恥べき事だろう。私ももっと歴史をしらないと。
