「サスティナビリティ」考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

離島防衛・奪還 住民避難は?

 小西誠さんの「オキナワ島嶼戦争」の続きです。
 前提的に言うと、相手国が理由もなく離島に攻め入る事はありません。
 それは九州から台湾に至る列島の公海上海峡封鎖で、相手国を封じ込める作戦を日本の自衛隊が米軍指揮下でやる場合です。状況しだいだが、自衛隊側が先に戦闘行為を行う事がありうる。(米軍のエアシーバトル、オフショアコントロール戦略)
.
 自衛隊は、離島防衛といいながら、相手国に上陸を許してから、奪還する訓練をしています。相手部隊の上陸から自衛隊の奪還に至る過程で、島はミサイルを打ち合う戦場になりますが、肝心の住民避難はどうなるでしょうか?

 この本の、石垣島での2016年の防衛省の説明会のやりとりを紹介します。
 事前質問で、「〜継続的な航空・艦砲等の火力による敵の制圧を実施している時点での島民及び観光客の存在をどのように想定しているか」に対して、回答は、
 「〜住民避難、保護等処置を適切に実施します」とし、市町村の国民保護計画、地域防災計画に沿って住民保護や避難が行われる、としている。
 事前の準備ができ島外避難ができない場合の質問で、敵に占領された場合は、「石垣島のどこに避難することを想定しているのか」の問いに、
石垣島国民保護計画においては、島内の避難所として学校等が想定されていますが、具体的な避難所については、関係機関等の協議の中で決定」と答えている。
 自衛隊が配備する地対艦ミサイル、地対空ミサイルは、相手を攻撃してすぐ移動する。相手に発見され攻撃を受けないようにするためだ。島中を走り攻撃して、また移動して攻撃を繰り返す。そうなれば相手も島中に猛攻撃をしてくるだろう。
 そんな時に学校で避難…。台風の避難じゃない。
 上の写真は、宮古島の地図の戦場を想定し、自衛隊が米軍と作戦指揮の訓練を行っている様子。
 日本軍が先の戦争で行った島嶼防衛はどんな結果になったか、沖縄戦の経験を見ればよくわかる。本土決戦のための時間稼ぎの捨て石とされた。
 繰り返すが、これは、自衛隊が離島を利用して公海上海峡封鎖を行う場合。