サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

離島奪還?… なぜ相手の上陸許す?

  今日の「朝日」と「熊日」の社会面。
 日米共同訓練を種子島で行ったことの報道だ。
 米海兵隊と日本の海兵隊(版)が国内で初めて上陸訓練だ。
 報道で問題なのは見出し。
熊日」は、島しょ奪還、「朝日」は、離島奪還。
 なぜ?奪還なのか。
 なぜ相手側を上陸させるのか?
 なぜ離島を防衛する訓練をしないのか?
 島々を守る方が楽で、攻撃し上陸する方が軍事的にははるかに困難だ。
 なにより航空優勢海上優勢、海中優勢が前提だ。(写真出典:水陸起動団HP)
 なぜ離島防衛を最初からしないで、相手国の上陸を許し、島民を危険にさらすことを前提に、困難な「奪還」訓練をするのか?
 一連の日米共同訓練の報道で、この疑問を正面から取り上げる報道がない。
 おかしい。報道のイメージと訓練の本質は全くちがう。
 この訓練は、上陸訓練。防御ではなく攻撃訓練。
 日本版海兵隊・水陸起動団が輸送艦からボードで上陸し、制圧し、引き返す。
 米海兵は離島の「奪還」作戦なんてほとんどやったことがないだろう。自国が奪われたことなんて、ほとんどない。
 「奪還」訓練は、他国への攻撃訓練として同じで使える。米海兵隊と一体になった海外への侵攻作戦として使える。日本を守る自衛隊でなく、他国侵攻可能な自衛隊へ。
 USミリタリー―AAV7使った本格的侵攻訓練↓こっちの方が自衛隊・・わかりやすい。