サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

人類と地球の大問題

 この本は丹羽宇一郎さんの本。
 この方、伊藤忠商事の社長、会長を務めた人。
 商社の仕事を通じて、世界の食糧や環境問題の現実を見てきた人です。
 ちょっとだけ紹介します。
 海面(海水準)上昇は、1901年から2010の間に約19センチも上昇してるそうだ。
 この間の年平均の上昇は約1.7ミリ、1971〜2010年の40年間の年平均で約2ミリ、1993〜2010の18年間で約3.2ミリの上昇だ。最近は3.4ミリ。どんどん上昇率が高くなっている。
 海面上昇の、たしか1/3は熱膨張による。1995年以降の地球の気候システムが余分に受け取った熱量の93%は、海が吸収して蓄積し、海面上昇につながっている。
 あとは、陸氷の融解。
 グリーンランド、南極の棚氷の崩壊が進んでいる。
 そうなると氷河の流失は加速度的に進む。
 もうひとつ、地下水をくみ上げて地上にまいて、やがて海に流れる分もある。
 
 海面上昇で陸の面積が縮小すると、さまざまな問題が生じる。