サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

阿蘇ジオパーク 更新初審査 「熊日」の立野ダム隠しを問う

 昨日、今日の「熊日」記事-「世界の阿蘇ジオパーク更新初審査(上・中)を読んだ。
 最近の「熊日」、意図的なのか? ポイント外しの記事が多いと思う。
 ジオパークの再認定の課題として、昨日は、事務局体制、今日は、地元への周知、をあげている。これでは、(下)も期待できない。

 自然を守る事を第一とするジオパークなのに、それに反することが新たに行われようといる。なのに、そのことへの言及が全くないからだ。
 長陽大橋から見ることができた貴重で美しかった柱状節理、今はもう写真でしか見ることができない。復興のための橋を造るにしても、柱状節理を破壊しない方法もあったはずだ。
 それを「熊日」記事は、事務局体制の問題としてのみ書いている。なぜ、地元紙として最初にこの柱状節理の破壊問題を書かなかったのか? 
 更に問うが、あさって日曜日から本体工事に着工する立野ダムについて、なぜ一言も書かないのか?

 ダムの本体の場所には、削られた柱節理に勝るとも劣らない貴重な柱状節理、板状節理が噴火の地質年代ごとに積み重なっている。(写真のとおり)
 立野ダムの本体の工事は、この貴重な柱状節理を削ってしまい、二度と見れなくする。ここも壊してはならない貴重な阿蘇ジオサイトだ。同じ、失敗をなぜ黙認するのか?

 ここを破壊していいのか?
 「熊日」は、この問題は十分知っているはずだ。
 国交省自民党県連を恐れているのかもしれない。
 でも、書かなくていいのか?
 県民は知らなくてよい事なのか? 
 この大問題を、知るべきジオパーク委員会に示し、見解を求めたのか?(委員の取材時に)
 世界中から観光客が来る世界の阿蘇、国民に、世界に知らせなくていいのか?
 地元紙を自負するのに、大事な問題を書かないのに、「熊本日日」―新聞か?と問いたい。
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 腹が立つが、
  でも、次の記事に、期待はつなげたい。誠実な記者もいるし…。