サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

ダム放流―「立野ダムと白川の安全を考えるシンポ」

 アスファルトも融け、鉄道のレールも歪む猛暑がつづいている。
 地球温暖化が大きな原因になっている。
 先の西日本豪雨災害も海水面温の上昇がが主な原因とされる。毎年毎年、どこで起こるかわからないが、こんな大災害が拡大していく事を覚悟しなければならないだろう。
 猛暑も同様だ。科学者の指摘どおり、気候変動はとまらない。
 「80年に一度の豪雨にも…」とか「100年に一度の…」などの表現は意味をなくし、史上初の出来事が頻発するだろう。
 そんなときに、75万都市--熊本市の上流、阿蘇の玄関口にダムを造ってしまっていいのだろうか?
 立野峡谷は狭く、ダムの洪水調整能力は、わずかしかない。活断層もあり地震も心配、山も地割れが数多くある。
 大分市で1時間に110ミリの猛烈な雨 のように、時間100ミリを超える雨が阿蘇地域全域に降れば、立野ダムはすぐに満杯になってあふれることになる。
 愛媛県肱川の水流が堤防を越え、650戸が浸水し、住民5人が犠牲になった。上流の野村ダムが、あふれる危険性があるとの理由で急激に放流したからだ。
 下流域には放流のキチン知らされなったようだ。
 立野ダムは来月からダム本体の工事に着工すると報道されている。今からでも遅くはない。中止すべきだ。
  今度の日曜日7/22 夕方6時半から 「立野ダムと白川の安全を考えるシンポ」があります。どうぞ、多数ご参加ください。