サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

国会集中審議 疑惑の追及で終わらせるのか 「読売」にあきれる

 今日の「読売」「社説」にはあきれた。
 昨日行われた安倍首相出席の集中審議について、国会集中審議 疑惑の追及で終わらせるのか という恥知らずな見出しを掲げた。
 渡辺恒雄読売新聞G会長・主筆が安倍首相といくら仲良しだとても、恥を知らないというか…あきれるばかりだ。読者はどう考えているのだろうか?
 首相の秘書官だった柳瀬氏の国会発言。自民党が証人喚問を嫌がり、2度目の参考人招致だった。
 多くの世論調査は8割ほどが、柳瀬説明に「納得いかない」としているし、国民の率直な思いだろう。
 「読売」調査でもそれに近い数値がでると思う。
 「社説」は、「建設的な論戦」と言うが、建設的であるためにも、隠ぺいし、改ざんを繰り返す問題を厳しく解明する事は当然だ。明々白々な疑惑の数々、この解明が建設的な議論ではないとでも言いたいようだ。
 「安倍首相は自身の不当な関与を改めて否定した」とし、不当を不必要に加え、「丁寧に事実関係を説明する必要がある」と、安倍首相が一番使う丁寧を同じように使う。
 疑惑の解明に新聞としての責任を果たそうとはしない。
 4面では「加計問題は一区切りついた」との、与党内への受け止めが広がっているとし、野党に対し「印象論に終始していた。攻めどころがないのだろう」との与党幹部の声を書き、「証拠が出てこない中で参考人や証人を)呼ぶのは慎重であるべきだ」と、自民菅原衆院予算委理事のコメントを紹介する。
 野党に対しては、首相は「『途中経過をいちいち報告されても時間の無駄になる』と一蹴した」と書く。首相が野党の質問を一蹴したと。
 安倍首相の願いに応える「読売」報道・社説、恐れ入る。ウオッチドッグならぬ、ポチドッグ。残念な事に、岸井成格さんが死去した。テレビ報道を見ながら考えさせられた。