「サスティナビリティ」考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

北朝鮮の核問題とICAN

 南北首脳会談、米朝会談が迫って、北朝鮮の非核化問題が話題になっている。
 「朝日」1面の見出しは、米「核廃棄実現まで圧力」となっていて、
 米国は北朝鮮「完全かつ不逆的で検証可能な非核化」を求め、核兵器を含む大量破壊兵器と、全ての射程のミサイル廃棄を求めている、と記事は書いている。
 当然のような議論になっているが、この議論はおかしい。
 北朝鮮核兵器は悪くて、米国ほか、核保有国の核兵器は、なぜ悪くないのか? 同じ大量無差別殺戮兵器なのに。
 当然すぎるこの問にほとんど応えないで、ニュースが流れ、国民もそう思っている。
 とりあえず北朝鮮が核をなくすことは良い事とし、
  次に、北朝鮮に求めた事と同じことを米国など核保有国に求めることも自明です。
 諸国民は核兵器保有国に、「『完全かつ不逆的で検証可能な非核化』を求め、核兵器を含む大量破壊兵器と、全ての射程のミサイル廃棄を求める」と。誰も異論はないだろう。
  今日の「毎日」7面は、その意味で本質をついている。
ICANの挑戦 核の神話 壊したい
 核兵器禁止条約を進めている核廃絶国際キャンペーンの事務局長ベアトリス・フィン氏がインタビューに答えている。
 NGOの活動で対人地雷やクラスター爆弾の禁止条約を実現してきた経験を生かしている。
 北朝鮮の非核化交渉は、これからで予断を許さない。同時並行で核保有国の核も問題にしないとこの問題は解決しないかもしれない。
 核保有国の国民が強者の論理に取りつかれていながら、その強者たる特権を自覚できないからだ。根底には、自身の優越性と他人の劣位性の認識に立っている。
 事は逆説的でもある。北朝鮮が核を持ち米国に届くミサイルを持つに至って、米朝対話を実現する運びだという事実だ。
 仮に北朝鮮が中国並にICBMを持っていたらどうか? さらに、米国が北朝鮮よりうも小さい軍事力だったらどうか? 想像すべき。
 民主国家か?独裁国家か?以前に、強国か、弱国か、が事を決定してい現実を諸国民が認識すべきだと思う。