「サスティナビリティ」考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

空母キラーの衝撃−「米中もしたたかわば」③

 「米中もし…」のつづきです。
    米大統領補佐官・ピーターナヴァロ氏の著書から引用します。
 進んだ国の技術はやがて、遅れた国にも広がり、平準化するものでしょう。
 米国の戦略を大きく変える事になった、したがって従属国の日本の自衛隊のあり方も大きく変えるのは中国の「空母キラー」と言われるミサイルです。
 そのミサイルは「東風21号D」弾道ミサイルで、中国本土から発射し、弾頭が大気圏から落下しながら、移動する空母を補足し、追尾、終末誘導するというもの。
 実戦でどのくらい可能なのか、米国も図りかねているようだが、急速に技術力を高めている中国、一斉に多数のミサイル攻撃すればすべてを迎撃できない可能性はある。
 また中国の巡行ミサイルは、衛星ネットワークやレーダーシステムが開発され、目標を正確に探知・追尾できるようになったようだようだ。
 なにせ、米国が制空権・制海権を握るための圧倒的な軍事的プレゼンスである空母機動部隊がミサイルの餌食となるとしたら、空母群はミサイルが届く範囲から離れざるを得ない。
 その時に中国軍と戦う位置にあるのが九州・沖縄・南西諸島の日本の自衛隊。これがエア・シーバトルやオフショア・コントロールと言われる米軍の対中戦略だ。日本は捨て石か?
 さらに中国は、マッハ10の極超音速滑空ミサイルを開発中である。弾道ミサイルよりも迎撃しにくいらしい。
 これらのミサイルは、米国の空母や艦船、戦闘機よりも圧倒的に安く大量に生産でき、移動式なので攻撃を受ける可能性も少なく、人的にも経済的にも米軍に対し、中国が非対称ということだ。めずらしい構図。(中国も国産空母で域内覇権めざす)
 中国の技術力はおそるべし。
 この急速に変化しつつある現実は、日本の安全保障担当者もよーく認識すべきだ。
 ま、中国も米国もロシアも、格差と貧困を抱えながら、予算を軍拡競争に振り向けバカみたいな話だけど。経済関係は切っても切れない関係なのに。