今月3日の「朝日」1面ー北朝鮮「核ミサイル配備」 13日の1面ー米国、「核運用拡大へ転換」 となっている。
北朝鮮の核、ミサイルも問題だが、米国の小型核開発で運用へ これも大問題だ。
敵対しているのだろうが、核兵器に依存する点では同じだ。
「民主主義」国家の核兵器は、良い核兵器で、
独裁国家の核兵器は悪い核兵器、
ではなく、どちらも無差別殺戮兵器に変わりはない。使用も脅しも犯罪だ。
北朝鮮は弱い国家。米国は最強国家。
弱小国家が大国に先制攻撃をして、自ら崩壊へと進むことはありえない。
.
しかし米国の小型の核兵器の開発、これはダメだろう。国際世論の力で断念させないと、北朝鮮の核開発をやめさせる理屈がたたない。アメリカの自分勝手を認めることになる。
しかも、中国やロシアだって、同じような核兵器を持とうとするだろう。アメリカが持つなら抑止力のために、自分の国も、と開発する事になる。
大戦後の新しい兵器の開発は、大半が米国が主導してきた。軍拡競争の主導者については、厳しい批判が向けられて当然と思う。
相手国に向かう核ミサイル、自国に来る核ミサイル。どっちも拒否すべき。核廃絶こそ互いの国民にとってプラスだ。 ICANの核廃絶運動こそ、核当事者の国民に広げるべきだ。