サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

「日本版海兵隊」沖縄配備計画−自衛隊考①

アベ政権+補完勢力が憲法「改正」の発議をし、来年か再来年には、国民投票と行われる可能性が高いと思っている。
 主な論点は、自衛隊憲法明記の是非だ。
 私個人は、自衛隊の2面性を考えている。
 自衛隊の合憲性は当然あるとして、違憲性について検討したい。実態がほとんど知られていない。
 在日米軍は、日本を守るためと広く宣伝が行き届いている。しかし米軍は、自国利益に反する場合でも、日本を守るのかどうか? これは疑われる。
 さらに自衛隊は、どんな時でも日本と国民を守るのか? これが疑われるからだ。
 それは「米軍が有事の時に自衛隊を指揮する」という米軍と日本側が結んだ密約にあからだ。  
 ちょうど今日の「朝日」1面に「日本版海兵隊」の沖縄配備計画が報道されていた。
 米海兵隊がグアムに一部移転したあと、キャンプハンセン内に米海兵隊と一緒に駐留するという話だ。
 この「水陸起動団」は来年3月に設立される予定で、長崎県相浦に部隊を置き、熊本市陸自西武方面隊の配下になる。
  そして昨日の「毎日」1面トップに、オスプレイの事故率が高い問題が指摘された。
 報道によれば、納入される陸自オスプレイが熊本空港・高遊原分屯地に5機が配備される。 (日の丸をつけた納入を待つオスプレイ 写真 これが熊本空港に…)
 また、12月には山都町の大矢野原演習場で米海兵隊オスプレイ陸自の共同訓練演習が行われる。
 この「日本版海兵隊」=水陸起動団の任務は、尖閣諸島などの島嶼防衛を任務と主張する。たしかに中国の海洋進出は重要な問題だ。しかし、本当に純粋に日本防衛のためか?疑われれる。
 オスプレイ熊本配備←自衛隊海兵隊(水陸起動団)←南西防衛←オフショアコントロール米戦略という流れの中での、自衛隊の装備・訓練という系統になるからだ。この新しい米国のアジア戦略が日本にとっては極めてクセモノだ。