サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

阿蘇ジオパーク破壊―立野ダム

 立野峡谷ジオサイト破壊には2つある。
  その① 長陽大橋右岸
 問題になっている阿蘇大橋の橋脚をつくるために破壊された阿蘇ジオパーク-立野峡谷サイトの柱状節理です。
 無残です。自然への冒涜です。壊した自然は元に戻らない。
 橋をつくるにしても柱状節理を場所を避ける方法はいくらでもあるはず。

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  その② 立野ダム本体予定地右岸
 ここは知られていない。国交省とダム工事関係者は、毎日のように見ているだろうが、その貴重な自然遺産の価値は知らないか、無視という事だろう。
 ここは通常の道路はなく、一般の人は見ることができない。私たちも2年程前に田村貴昭衆院議員らと現地調査をしたときに見せてもらった。
 写真のように、柱状節理、板状節理は、数メートルの層で形状が違っている。
 時代をおいて、新しい溶岩が繰り返し流れて冷えて固まったためと思われる。学術的にも研究されるべきところと思う。にも拘わらず、ここを掘削してダムをつくる。しかも穴あきダムで、穴詰まりが非常に心配され、下流に大きな被害をもたらしかねない。
 ここは、まだ部分的にしか壊されていない。今、工事を止めダムを中止すれば、遊歩道でもつくって立派な観光資源となる。
 こんな貴重な自然を壊していいのか? 知らなかったで済まされるのか? 
 熊本県民が問われている。

 わたしたちも問われている。知ったものが、必死になって県民に知らせたのか?と。
   で10月28日(土)午後7時から、森都心プラザホールで大集会します。ご参加を。
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http://www.news24.jp/nnn/movie/news8687871.html
  「毎日」阿蘇・立野峡谷 別の柱状節理「破壊予定」 ダム建設で