今日の「朝日」“日曜に想う”の福島申二編集委員の記事がたいへん良かった。
紹介したい。
「未来世代に仕掛ける戦争」見出し、なんの事か? すぐにはピンとこないだろう。
「わたしたちは、わが子や孫に向かい、来る世代に対して、ようしゃない戦争を引き起こしてしまった」
「子孫は応戦できないから、わたしたちはこのまま進めてゆく」
「わたしたちがおこなったひどいことを償うために、子孫はなにか思いつくにちがいない、」と。「良心をなだめるため…」
児童文学で有名な「モモ」を書いたミヒャエル・エンデの言葉だ。
「ようしゃのない戦争」とは地球環境の破壊のこと。
福島編集委員は「地球温暖化に核廃棄物、さらには資源の消尽。先祖の愚挙や暴挙に、まだ生まれぬ未来世代は一言の異議も撃ち返せない。北の森で考えた。1世紀先を想像して『飽』を減らし、『贅』を削りたいと」と結んでいる。
脚本家の倉本聡さんが主宰する北海道の富良野自然塾を訪ねての記事。
そこの森には地球46億年を460メートルに置き換えた「地球の道」があるらしい。
459メートル90数センチで人類がうまれ、現在までの1ミリにみたない時期から、地球環境の破壊を行っている。
今すぐに行動。方向転換を。 まず知る事、知らせる事、そして未来への想像力。